富山に行くならブリ、ホタルイカ、シロエビは絶対に味わいたい!

美味しい魚を求めて富山への旅。
前回、富山の魚が美味しい理由を紹介しました。
今回は続編で、いつ何を味わえばいいのかを伝授しましょう。
えつ!? 取材で毎回美味しいもの食べてるのかって?
当然でしょう。取材先では旬を味わっています!

富山の魚、味わいたいのはこの3つ

北陸新幹線や高速道路で富山入りしたなら、まずは味わいたいのが3種の魚介。
それが「富山県のさかな」 。つまりは富山県が認定した魚です。
それがブリ、ホタルイカ、シロエビの3種で、平成8年10月に選定されています。

1 「富山湾の王者」ブリ

「富山湾の王者」といわれるブリは、「寒ブリ」といわれるように冬が旬。
ブリは回遊しながら成長する魚で、春先に五島列島(長崎県)あたりで産卵。対馬海流にのって日本海を北上し、春の産卵に備えて北海道で成長します。
脂ののったブリは日本海を南下し、産卵場所である九州沖を目ざします。冬場、脂がのって、しかも身が締まった状況で、富山湾の定置網に入るのが極上の「寒ブリ」というわけで、なかでもブランドとなっているのが氷見の定置にひっかかる「ひみ寒ぶり」です。
氷見市にある小さな隠れ味宿「魚恵」では1月〜2月なら「ひみ寒ぶり尽くし」も予約で味わえます。
ブリ

2「富山湾の神秘」ホタルイカ

富山湾の深海、水深約200~600mに生息するホタルイカは、春先になると産卵のために富山湾沿岸に来遊します。実は、ホタルイカは太平洋側の小田原などでも揚がりますが、日本近海で大群となって沿岸に押し寄せるのは富山湾だけ。
常願寺川河口(富山市)から魚津港(魚津市)までの沖合1.3kmまでの海面は、「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。
魚津から新湊にかけての沿岸にはホタルイカの定置網があり、シーズン中は毎晩、漁が行なわれます。
その名の通り、多くの発光器を持ち、暗闇では青白く輝きます。
滑川市の「海遊亭」(旅館「海老源」のレストラン)なら3月〜6月に「ほたるいかフルコース」も予約で味わえます。
ホタルイカ

脱線情報「ホタルイカの身投げ」

3月〜5月に、神通川や早月川の河口付近で、海岸にホタルイカが打ち上げられる「ホタルイカの身投げ」と呼ばれる不思議な現象があります。月の見えない夜、深夜に満潮になる、晴れていて波穏やかな日などという条件が重なると、「ホタルイカの身投げ」現象が起こるのだそうです。
月の光を目印に場所を移動する習性があるため、深海に戻れなくなると推測されています。
ホタルイカの身投げ

3 「富山湾の宝石」シロエビ

4月〜11月に底曳き網で漁獲されるのが、「富山湾の宝石」といわれるシロエビ。シロエビは富山湾の海底の峡谷、水深300~600mに潜んでいるので、底曳き網で捕獲します。生きている間は、透明感のある淡いピンク色をしており、それが「富山湾の宝石」と称されるゆえん。漁期ならぜひ生を味わっていただきたい。
北前船の伝統で、なんでも昆布〆にする富山県人ですから当然、シロエビも昆布〆に。そのほか、取材スタッフがお気に入りはシロエビ煎餅でしょうか。
富山市の「風の北前や」ではシロエビの昆布〆、天ぷらなどが味わえます。
白えび

夏&冬ならこの魚!

4 夏なら! 岩ガキ

立山連峰から流れ出る清冽な水は富山湾の生態系に大きな影響を与えています。その恩恵を受ける食材が夏(6月~8月)が旬の岩ガキ。4月中旬〜8月が漁期ですが、狙い目は6〜7月でしょう。河川からの水は栄養分が多く、プランクトンが豊富に発生。それを餌にするので栄養満点、ぷりぷりの岩ガキが生まれるのです。新湊に揚がる岩ガキは「などきの競り」(昼セリ)にかかるのが中心で、それに合わせて漁師たちは早朝に漁に出かけます。
岩ガキ

5 冬なら! ベニズワイガニ

富山の冬を代表する味覚で、富山湾の水深400m〜2700mの深海に生息。富山湾の沖合いでは、直径が1.5mある鉄製の重い「カニカゴ」が、ひとつの漁場で300個以上も沈められます。富山湾のベニズワイは、肉厚な身と濃厚で風味豊かなカニ味噌でとびきりの美味しさ。魚津は「カニ籠漁発祥の地」。さらに「昼セリ」が行なわれる新湊などが有名です。セリに並ぶベニズワイが甲羅を下にした仰向けの状態で並べられるのは、水分が抜けないようする工夫。兵庫県では「香住ガニ」として有名ですが、富山湾のベニズワイはこれからブランド化が必死。今ならお手頃値段で味わえます。
新湊に揚がる紅ズワイ

 

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