生地蒲鉾で「にゃんかま」を発見!

富山県は「かまぼこ」の産地として知られていますが、実はその生産量は案外少ないのです。
というのも富山県かまぼこ組合に加盟する32社にしても、中小のメーカーが多いから。
逆にいえば手作りにこだわる「ご当地のかまぼこ屋さん」だらけといった感じなのです。

そのなかで、現地の人に聞きながら、美味しいかまぼこメーカーを探し歩いてたどり着いたのが、黒部漁港。
黒部漁港のある黒部市生地(いくじ)地区は、港町のあちこちで水がボコボコ湧き出している湧水の町。
「黒部川扇状地湧水群」として環境省の名水百選にも選定されています。

自慢の細工かまぼこを拝見!

たどり着いたのが、「生地蒲鉾」です。
「機械化が進んでいますが、うちは手作りを大事にしています。細工かまぼこや、笹焼きの型にすり身を詰める仕事は今でも手作業です」

ご自慢は、富山名物の「細工かまぼこ」。富山県では結婚式などのお祝い事にこの「細工かまぼこ」が使われます。
巨大な鯛は、せっかくいただいても食べきれないから、縁起物ということで近所や親戚におすそわけ。
「頭をもらうのか、尻尾なのか、もらった場所により人間関係もわかっちゃいます」
なんて、かまぼこが生活の一部になっている富山らしいエピソードです。

結婚式の引き出物などに使われる細工かまぼこ。生地蒲鉾はその技にも定評があります

結婚式の引き出物などに使われる細工かまぼこ。生地蒲鉾はその技にも定評があります

 

「細工かまぼこ界の風雲児」」登場!

「職人がひとつひとつ、季節や行事に合わせたものを描いています」という細工かまぼこ。
もちろん、バラで買うのもいいけど、注目は、
「細工かまぼこ界の風雲児」ともいえる「にゃんかま」。

「全国名水百選に選ばれた黒部の名水を使い、素材にこだわって作る細工かまぼこ」
とのことですが、そのかたちが超ユニーク。

猫の顔と足をモチーフにしているのです。
プニュプニュした肉球をかまぼこで再現したというわけなのです。
にゃんかま1

「わかりますか? 実はそのプニュプニュ感こそが自慢の一つなんです。かまぼこの『しなやかなさ』をフルに発揮させているんです」
簡単に説明すると、生地蒲鉾は、弾力を出すための工程である「坐り」に時間をたっぷりとかけている。
量産しようと考えれば、工程をシンプルにするのがいちばんなのでしょうが、
「通常1時間以内で終える『坐り』を、ひと晩費やすことで特別な逸品となるんです!」

これで肉球のプニュプニュ感、いやいや、「しなやかな食感」が生まれるというワケ。

昭和2年から続く老舗が生み出した新製品(というか、かまぼこ界の異端児)。
食べて実感は、「美味しいにゃー」。
なーんと中にチーズが入っているんです。
にゃんかま2

個人的には「昆布巻き」などの富山らしい定番(生地蒲鉾はどれも甲乙付けがたしの美味しさ!)をしっかりと押さえてから、2本購入してみました。
好みもありますが、「昆布巻き」などは欠かせません。


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